世の中には、「自分は仕事ができないダメ人間だ…」と悩む人がいる一方で、「仕事で役に立たない社員が多い…」と悩む30代の人も少なくありません。
表現の仕方はさまざまですが、いわゆるポンコツ社員が多すぎて悩んでしまうのです。
当然ながら、仕事で役に立たないポンコツ社員の多い職場で働いても大きな成長は期待できず、単なる時間の無駄でしかありません。
それだけでなく、いらぬトラブルに巻き込まれたり、ストレスが溜まり健康を損ねることもあるのです。
このとき、現状から抜け出すにはどうすればいいのでしょうか。
そこで、ポンコツ社員の特徴とその職場で働く30代にできる対処法を解説します。
同じ職場で働く30代が悩むポンコツ社員の特徴
同じ職場で働く社員はみなポンコツであることから、大きなストレスを感じると共に悩む30代の人はとても多いです。
私も過去に経験したことなので分かるのですが、ポンコツ社員の多い職場で働いても一切のメリットはありません。
最悪の場合、関係のない問題に巻き込まれて責任追及されることもあるのです。
なお、ポンコツ社員とはいったいどのような人物が該当するのでしょうか。
詳しくは、特徴を以下でご紹介します。
意識だけ無駄に高い
まず、ポンコツ社員の特徴の一つが、意識だけ無駄に高い人です。
例えば、目標を定めてキャリア形成のために行動する人を「意識の高い人」と表現することが多いです。
一方で、意識だけ無駄に高い人は自慢話をしたり、自分の努力や知識を過剰にアピールする傾向にあります。
つまり、意識だけ高くてレベルが低いのです。
このように、自分のことを永遠と相手に話すポンコツ社員が多すぎることを理由に、日々悩まれる30代の人がいます。
ネガティブトークを繰り返す
職場でネガティブトークを繰り返す人も、ポンコツ社員に該当するといえます。
「上司が無能すぎる」「この会社は終わっているな」「お前はこんな会社で一生働き続けるのか?」など、ネガティブトークを繰り返すのです。
確かに、無能すぎる上司や企業体制、経済的な理由で終わっている会社が世の中に存在するのも事実です。
私も経験したことなので否定はできません。
ただ、こうした人たちは基本的に改善へ向けた行動をする気はなく、永遠とネガティブトークを繰り返すだけです。
そのため、「改善する気がないのにネガティブトークを繰り返すのはやめてほしい。」
このように考え悩む30代の人もいるのです。
攻撃的な物言いをする
職場の同僚や後輩に対し、攻撃的な物言いをする人もポンコツ社員の特徴の一つです。
「なんでこんなこともできないんだ!」「予定が狂うからさっさとしてくれ!」などと、攻撃的な物言いをするのです。
なお、相手が何も言わずに思い通りに行動してくれると、エスカレートして先輩や上司にさへ攻撃的な物言いをする人は多い傾向にあります。
「自分が優秀だから周りは言うことを聞くんだ」と思い込み、視野を広げて攻撃的な物言いがエスカレートしていくわけです。
このように、自分が優秀だと勘違いしたポンコツ社員が多すぎて悩む30代の人もいます。
仕事の報連相ができない
どの企業へ所属して働くにしても、仕事をする以上は「報告」「連絡」「相談」の報連相は必須です。
しかし、ポンコツ社員に該当する人は報連相ができません。
業務を円滑に遂行するために必要な仕事の進捗状況を報告せず、自分のスケジュールを伝えない、またトラブルが発生しても相談しようとしないのです。
当然ながら、報連相ができなければ業務は円滑に遂行できませんし、下手をすると会社に多大な損失を与えてしまうこともあります。
もちろん、全ての企業で報連相が機能しているとはいえません。
ただ、報連相ができないポンコツ社員の多い職場で働くことはデメリットしかないため、そうした状況に悩む30代の人もいるわけです。
仕事は常に指示待ちである
近年、自ら行動せず仕事の指示待ちをする人が増えているようです。
指示された仕事が終われば待機状態に入り、また指示された仕事が終われば待機する。
このように、自らの意思で行動せず、常に待ちの姿勢を貫く指示待ちの人が増えているわけです。
こうした人もポンコツ社員の特徴といえます。
もちろん、入社間もない社員や異動により職場に慣れてないのであれば、指示待ちをしてしまうのも無理はありません。
しかし、この場合は相談すれば大概は解決できます。
ただ、ポンコツ社員の多くは相談など自ら行動しようとはしないので、悩んでしまう30代の人もいるわけです。
仕事の期日を守らずやる気もない
ポンコツ社員の多くは仕事の期日を守らず、また常にやる気もありません。
たとえ業務命令を受けたとしても、仕事をやる気自体がないので期日を守らないのです。
もちろん、本人だけが困るのであれば最悪放置の対応で問題ありません。
しかし、現実は会社への信頼や損失を与えるリスクが高く、周りの社員にも迷惑が掛かるのが実情です。
こうした仕事の期日を守らず、そしてやる気のないポンコツ社員が職場にあふれかえっているため、毎日悩みながら仕事をする30代の人もいます。
遅刻や欠勤が多く勝手に退社する
私も過去に転職した会社で経験して驚きましたが、遅刻や欠勤、勝手に退社するポンコツ社員の多い職場で働き悩む30代の人も少なくありません。
例えば、私が過去に転職した会社では、趣味や遊びを理由に寝坊して遅刻をしたり、遅刻してしまっているからこそ欠勤する社員がいました。
また、仕事で怒られて1週間以上も休む社員や、ゲームに夢中になりすぎて2週間も欠勤する社員もいたのです。
さらに驚いたのが、仕事内容や怒られたことに不満を感じ、勝手に退社する社員もいたことです。
挙句の果てには、いつの間にか複数の社員が退職していて、その穴埋めに仕事を押しつけられたこともあります。
当然ながら、こうしたポンコツ社員の多い職場で働き得られるメリットはありません。
それ故に悩んでしまう30代の人がいるわけです。
ポンコツ社員の多い会社で働く30代の対処法
上述でご紹介したように、仕事で役に立たないポンコツ社員が多いことを理由に、毎日悩まれる30代の人はたくさんいます。
当然ながら、ポンコツ社員の多すぎる職場では大きな成長は期待できませんし、何よりトラブルに巻き込まれるリスクの方が極めて高いです。
そのため、働きやすい環境を手に入れるためにも早急に対処しなければいけません。
ただ、どのような対処方法があるのでしょうか。
具体的な対処法については、以下でご紹介をします。
上司に異動を申し出る
まず、同じ職場で働く社員がみなポンコツなのであれば、上司に異動を申し出ることで改善できる可能性があります。
異動をすると仕事内容は変わるかもしれませんが、同時に同じ職場で働く社員も基本的に全員変わります。
つまり、異動をするとポンコツ社員のいる職場から離れられるメリットがあるわけです。
もちろん、異動をすると一から仕事を覚えたり、人間関係も新たに築かなければいけないかもしれません。
しかし、毎日のストレスからは解放されます。
また、無駄に転職について考える必要もないため、心機一転して異動を申し出ることも一つの解決方法だといえます。
成長できる会社へ転職する
職場にポンコツ社員が多すぎて悩まれている場合、転職で解決することも可能です。
転職すると、現職の会社を辞めるわけなので、必然的にポンコツ社員から離れることができます。
もちろん、転職するには求人を探す必要がありますし、職場環境も大きく変わるので最初は大変かもしれません。
しかし、あなたが成長できない会社に留まってもメリットが何もないので、少なくとも30代のうちに転職した方がリスク軽減につながります。
なお、転職するにしても一人では大変なため、転職エージェントを活用することがベストです。
転職エージェントには、業界・職種に詳しく、豊富な経験と知識を持つキャリアアドバイザーが在籍しているので、適切なサポートを受けることができます。
具体的には、求人紹介、応募書類の添削、模擬面接、スケジュール管理、労働条件の交渉など、転職にかかわることであれば全て対応してくれます。
こうしたメリットが得られるため、転職をするのであれば転職エージェントを活用する価値は大きいです。
ポンコツ社員の多い会社で働く30代は自ら行動して改善を図る
職場にポンコツ社員が多いことを理由に、悩まれる30代の方は多いわけですが、あなた自身が解決に向けた行動に移すことが重要です。
なぜなら、ポンコツ社員に対して改善に向けた対応をしても、基本的に改善しようとする行動に移さないからです。
最悪の場合、ポンコツ社員に指摘したことで余計に仕事をしなくなったり、無断欠席や言い合いになるトラブルに発展する可能性があります。
そのため、ポンコツ社員を変える努力をするよりも、あなた自身が成長できる環境へ向けて行動に移す方がベストです。
例えば、ポンコツ社員から離れるために上司へ異動を申し出たり、転職するなどで働く環境を変えるのです。
こうした改善に向けた行動に移すことで、あなたが仕事を通し成長できる環境で働くことができるようになります。
転職活動を行う30代の方の多くは転職エージェントを利用しています。
もし一人で転職活動を行うと、求人探し、履歴書の作成、面接対策、労働条件の交渉など、転職に関わる全てを自分で行う必要があるからです。
それに比べ、転職エージェントを利用すると、キャリアや転職活動に関する専門的な知識と豊富な経験を持つキャリアアドバイザーが全面的にサポートしてくれます。
なお、30代の方に適した転職エージェントの情報を以下にまとめているので参考にしてみてください。